Au Trou Normand

友達3人が、ノエル前に母も一緒に、とディナーに誘ってくれた。11区にある、Au Trou Normand という店まで、地図を手に向かう。21時の待ち合わせ。さすがフランス時間!こんな時間からとは。特別迷うこともなく、3分前くらいに店に着いた。今まで友達との待ち合わせで時間前に来て誰かが先に来ていたことはほとんどない。けど、今日だけは違ってた。母がいるからなのか、カップルの2人は先に来ている。もう1人は10分くらい遅れてきたけど、どうってことない。本人は自分だけ遅れたから、少しばつが悪そうにしてた。典型的なフランスのレストランだからね!と念押しされて、とりあえず勧めてくれるものにしてみた。 Jarret au Romain (豚ひざ肉の蒸し煮ローズマリー風味)は、見かけよりもさっぱりしていて、しっかりした味のハムみたいだった。外の脂身は、食べないほうがいいらしいのでよけたけど、でっかい塊肉なのでかなり格闘。慣れないナイフ・フォークなので、時間がかかり、あっという間におなかがいっぱいになってしまった。それでも、「デザートも食べるよね?」と言われ、「non」とは言えない性分。流されるままにオーダーへ。Crumble aux Pommes という、比較的あっさりしてそうなのを選んだ。友達がオーダーしてくれたのに、出てきたのをみると、どう見ても見慣れたクレームブリュレ。はて?と思っていると、間違っていたと判明。フランス人友達たちは、「どうするの?換えてもらう?」とちょっとしたハプニングに嬉しそう。でもまぁ、クレームブリュレも嫌いじゃないし、これでもいいやと思って「いや、このままでいい」と伝えると、「ほんとに?嫌なら無理しなくていいんだよ?はっきり言ったほうがいいよ!」だって。「non」と言えない日本人というのが、ばれているらしい。今までも散々、「言いたいことは、はっきりと」「いらないものは、いらないと言いなさい」と諭されてきたので、ここでもそれがでたようだ。今回はほんとに問題ないのよ〜と、やんわりと伝え、そのままいただいた。うん、美味しい!ちょっと甘かったけど、カラメル部分はパリパリだし、クリームは濃厚。間違っても何でも、美味しければいいや。
その後、フランス人たちはdigestif(食後酒)といいながら更にアルコールを進め、楽しそうだった。食事中に散々飲んでいるのに、まだ飲めるとは。私もお酒は好きだけど、ここまでは飲み続けられない。しかも、かなり強い酒。肝臓の造りが違うらしいと、下戸の母はつくづく感心していた。
こうして、初のフレンチナイトは無事終了。みんな明日も仕事だというので、早めに切り上げて帰りました。


次の大きな予定は、年越しパーティ。肝臓を鍛えておく必要がありそうです。