最後のごはん

ステファニアとタルタル

さすがに、朝4時半に寝て9時からの授業に出るのはきつい・・・。
しかし、こっちに来たときから決めていた。大病でもしない限りは、何があっても学校は休まない!と。理由は簡単。一度休むと、次が簡単に休めてしまうから。いい加減な自分への戒めもこめている。
きちんと目覚ましをかけていたのに、まったく気づかず、はっと目が覚めたときには家を出なければいけない時間の30分前。シャワーも浴びてないのに!
とにかく大急ぎでシャワーを浴びて、家を飛び出した。
ふぅ。急ぎすぎたのか、始業10分前に到着(笑)朝ごはん、食べればよかった。
授業中、おなかがギューギュー鳴って、しかも頭は朦朧としてなかなか授業についていけず・・・。
いけませんな、こんなことでは。


どうにか3時間の授業を切り抜け、お昼はステファニアと2人で美味しいものを食べに行くことにした。本当は、ディナーを一緒にと言っていたけれど、前日遊びすぎたためスーツケースをまったく整理できていないらしく、夜はゆっくり荷造りしたいらしいので、ランチに切り替え。彼女が以前、叔母さんと言ったことがあるらしいフレンチレストランへ。
オニオンスープとサーモンのタルタル。2人とも同じものを選択。ちょうどいい量。
ここではゆっくりとおしゃべり。愛について(ここは、ほとんど聞いてるだけ・笑)人生について、仕事について。
お互いフランス語がいまいちだから、余計声がでかくなり、周りの人はニヤニヤして聞いていた。まぁ、いいだろう。聞かせてやれ。


その後、お土産をみたいというのでぶらぶらして、夕方さよならした。
明日は空港までお見送りする。
だめだ、考えただけで泣きそう・・・。
たった2週間、されど2週間。異国の地で異国の友人と語り合い、楽しく過ごした時間というのは、本当に貴重なもの。言葉が通じなくても、相性がいいと、何か分かり合えるものがある。友人は、言葉や国籍で振り分けられるものじゃないなぁと改めて実感・・・。