ベビーシッター

シモーナがお昼ごはんを作ってくれるというので、またまた16区へ!普段、この辺は高級地帯なのであまり足を踏み入れる機会がない(笑)
美味しいパスタをいただいて、そしてまたなぜか写真撮影大会・・・一体何してるんだか、この二人!


夕方からベビーシッターの仕事があるというので、おいとましようかと思ったら、子どもを学校に迎えに行くのについてきてもいいと言う。フランスの子ども・・・。今まであまり触れ合うことがなかったので、これはいい機会かもと快諾。



日本でいうところの、小学校なのか。6歳くらいの子どもから10歳ちょいくらいの子どもまでが一斉に校舎から出てきた。セキュリティが厳しい。親やシッターの迎えが来るまでは、小さな子どもは柵の中で待たなければならない。保護者を見つけて、初めてそこから出られるというわけ。大抵は保護者の方が先に到着しているので問題なさそうだけど、何人かは柵の中でずーっと外を眺めていた。
話がそれてしまうが、私は一度、父親の勤務先にある保育園に預けられていたとき、放って帰られたことがある。毎日のことでなかったため、私を連れて出勤したことを忘れていたらしい。保育園で父を待っていた時に、自宅の車にとてもよく似た車が通過したのを見ていた私。先生に、「パパはまだかな〜?」と心配そうに聞かれてるのに、「さっき車みたよ」とひょうひょうと答えていた私・・・。結局、全員が帰った後におかしいと気づいた先生が実家に電話をして発覚。
確か、長島茂雄・一茂親子にもこんなエピソードがなかったっけ?
と、こんなことを考えていたら、ようやく彼女が世話している子どもたちが出てきた。


彼女は3人の子どものベビーシッターをしている。12歳の女の子と、10歳と6歳の男の子だ。女の子は一人で帰宅できる。男の子二人、かなりやんちゃである・・・。子どもだから当たり前なんだけど、帰ろうといってもいつまでも遊んでいるし、そのうちこけて勝手に泣いてるし・・・。
正直私には、この仕事はかなりきついと思った。本当の親のように叱り付ける彼女。もう、慣れたからというけど、果たして私に、他人の子どもをあんなに厳しく叱り付けることができるだろうか・・・?


子どもたちは結局「ボンジュール」の一言しか言ってくれなかった(笑)
だれ、このおばさん?くらいの感覚だろう。子ども好きな私としては、ちょっとさびしい結果となりましたとさ。