Carole家にて

一旦家に帰って、今晩のランデブーに備える。
以前からの友人、Caroleの家でパーティがあるというので、友だちを連れて行くことにした。私は運よくフランス人の友だちがいるけど、基本的に語学を学びに来ている学生には、なかなかその国の人と話す機会というのはないもの。アメリカでその気分はしっかり味わったので、彼らの言う「フランス人と話すチャンスがほしい」という言葉の意味が、よ〜く伝わってくる。
日本人×3 イタリア人×1 ブラジル人×2 総勢6人の、フランス語を話さないグループで乗り込む。
少し遅めに参加したので、Caroleのアパルトマンにはすでにたくさんの友人がもりもり食べて、ゴクゴク飲んで、まさに人いきれでいっぱい。始めは遠慮がちだった学校の友人たちも、だんだんいろんな人と話している。う〜ん、いい感じ。こういう交流が大事なのよね〜。と思いながら、私もゴクゴク。
参加者の9割は既に知っている人だから、「何で来たの〜?今回はバカンス?」というような質問に必死で答え(笑)途中で踊ったりしながら、どんどん時間は過ぎて行き・・・
さて、最終メトロの時間です。他の日本人の友人は、帰宅の意志。じゃ、私もちょっと疲れてるし・・・と思っていたけど、そんなことラテン系民族が許すはずもなく(笑)


私: ねぇ、そろそろメトロの時間だけど、帰ろうか?
ステファニア: え〜!そんなのありえない!イタリアでは毎週末朝6時まで踊ってるのにぃ!
私: あ。はい。じゃ、朝までここいるか、タクシーで帰るか、後で他のクラブで時間つぶすかどれかね。
ステファニア: ウイウイ! ←めっちゃ満足そう


はい、はじめから想像はしてました。そうすんなり帰れないでしょうってね。とりあえず連れてきたのは私だし、体力が持つところまでつきあいますか!ということで、更にゴクゴク。飲んでいないと、寝てしまう(笑)でも、やはり気が張っているせいか、全然酔いませんでした。普段なら確実に、すっ飛んでいる量なのにね。精神は肉体に打ち勝つものなのだなぁ〜。


結局他のフランス人の大半が帰ってしまった後も、友人たちは踊ったり飲んだりではしゃぎまくり、アパルトマンを出たのは午前4時頃。タクシーしかないので、とりあえず乗りたいんだけど、どこも同じで人を乗せたタクシーばっかり。おしまいには酔っ払いにでかい声で威嚇されるし、どうするかなぁと思っていたところ、ちょうど近くで人を降ろしているタクシー発見!
無事に家路に着きました。


それにしても、朝まで飲んで踊って、一体何年ぶりだろう・・・。
三十路の身体には、ちょっときつかったけど、これからこんな宴が幾度となく繰り返されることであろう。 〜おしまい〜